中山敬一主幹教授が持田記念学術賞を受賞しました

中山敬一主幹教授(生体防御医学研究所 分子医科学分野)が2022年度持田記念学術賞を受賞しました。
持田記念学術賞は、生命科学を中心とする医学、薬学およびこれに関連する物理学、化学、工学、生物学等の先見的独創的研究を育成し、かつ、これらの成果を総合して医療をはじめとするヘルスケアに応用し、もって日本の医療および国民の保健の向上に資することを目的に設立された賞です。研究の進捗発展のため顕著な功績のあった研究者に対し、毎年2件以内が贈られます。
中山主幹教授は細胞周期制御の基本メカニズムを研究し、世界で初めて細胞周期を負に制御するCDKインヒビターの欠失が腫瘍発生の原因になり得ることを示しました。さらに、がん幹細胞を増殖させて抗がん剤で撲滅するという「静止期追い出し療法」を考案し、実際にマウスのがんを撲滅することに成功しています。

受賞者のコメント

この度は、このような栄誉ある賞を受賞することができ、大変光栄に存じます。これも、九州大学内外の先生方や関係者の皆様のご指導・ご支援の賜物と感謝致します。この受賞に恥じないよう、今後も精進を続け、微力ながら科学の発展に貢献できればと存じます。

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公益財団法人 持田記念医学薬学振興財団 報道発表資料(外部サイト)