第680回 生医研セミナー(多階層生体防御システム拠点)
下記の通り、広川 貴次 先生によるセミナーを開催致します。
多くの皆様のご来聴をお待ちしております。
演題
タンパク質の立体構造を活用したインシリコ創薬
演者
広川 貴次 先生
(独)産業技術総合研究所 創薬分子プロファイリング研究センター 理論分子設計チーム・チーム長
日時
2014年 9月 11日(木) 17:00~18:00
場所
九州大学 病院キャンパス内 生体防御医学研究所 本館1階 会議室
以下の地図の21番の建物になります。
(http://www.kyushu-u.ac.jp/access/map/hospital/hospital.html)
概要
1894年にFischer博士によってタンパク質と化合物相互作用の基礎となる「鍵と鍵穴」理論を提唱してから100年以上が経ち、今や創薬標的も、一分子からタンパク質‐タンパク質相互作用制御が求められる時代になってきている。さらに構造ゲノミクスやケミカルゲノミクスの進展も相俟って、我々が取り扱うべき情報量は膨大となっており、インシリコ創薬と呼ばれるコンピュータを用いた創薬支援の加速化・合理化、および作用機序メカニズムの理解への期待が一層高まっている。本セミナーではタンパク質モデリングや、分子動力学シミュレーションによるタンパク質の動的性質を考慮した医薬品探索・設計について、いくつかの実例を紹介したい。
連絡先
生体防御医学研究所 情報生物学分野
須山 幹太
電話:092-642-6915