我々の研究について

私たちの体を構成する細胞の働きは、遺伝子によって指示されています。遺伝子はDNAに書かれた「命令書」とも言えますが、この命令書が読まれるかどうかは、DNAとヒストン(たんぱく質)が組み合わさった「クロマチン」という物質によって大きく左右されます。クロマチンは、細胞の種類や発達段階に応じてその形を変え、遺伝子がオンかオフかをコントロールしています。

しかし、私たちの体がどのようにして多種多様な細胞に分化していくのか、その過程でクロマチンがどう関わっているのかは、まだ十分に理解されていません。私たちの研究領域では、クロマチンが細胞の「運命」を決定する際に果たす役割に着目しています。具体的には、ヒストンの化学的変化、DNAの空間的な配置、遺伝子のスイッチ役であるエンハンサーとプロモーターとの距離など、さまざまな要素がどのように組み合わさってクロマチンの構造を変え、細胞を特定の方向へ導くのかを研究しています。

この複雑なプロセスを「エピコード」と呼び、細胞の分化や個体の発生における後天的な「暗号」と捉えて解明することを目指しています。クロマチンの新たな理解を通じて、生命科学における大きな変革、つまりパラダイムシフトを引き起こしたいと考えています。

領域代表

立花 誠 
大阪大学・大学院生命機能研究科

木村計画研究代表による成果がThe EMBO Journal誌に掲載されました!
Proximity of pre-mRNA 3′ end processing and transcription termination is associated with enhanced gene expression

木村計画研究代表による成果がGenes to Cells誌に掲載されました!
Nuclear Wrinkles Result From Geometric Adaptations to Cellular and Nuclear Morphological Changes in Epithelial Cells

胡桃坂計画研究代表、大川計画研究代表による成果がCommunications Biology誌に掲載されました!
Cryo-EM structures of CENP-A nucleosomes isolated from human cells

立花領域究代表が2026年度日本遺伝学会木原賞を受賞しました!本日、日本遺伝学会第 98 回大会総会で受賞講演が予定されています。
https://gsj3.org/newslist/2026/news3827/

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Copyright © Deciphering the epicode of chromatin, which controls cell fate decisions in organisms
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