我々の研究について

私たちの体を構成する細胞の働きは、遺伝子によって指示されています。遺伝子はDNAに書かれた「命令書」とも言えますが、この命令書が読まれるかどうかは、DNAとヒストン(たんぱく質)が組み合わさった「クロマチン」という物質によって大きく左右されます。クロマチンは、細胞の種類や発達段階に応じてその形を変え、遺伝子がオンかオフかをコントロールしています。

しかし、私たちの体がどのようにして多種多様な細胞に分化していくのか、その過程でクロマチンがどう関わっているのかは、まだ十分に理解されていません。私たちの研究領域では、クロマチンが細胞の「運命」を決定する際に果たす役割に着目しています。具体的には、ヒストンの化学的変化、DNAの空間的な配置、遺伝子のスイッチ役であるエンハンサーとプロモーターとの距離など、さまざまな要素がどのように組み合わさってクロマチンの構造を変え、細胞を特定の方向へ導くのかを研究しています。

この複雑なプロセスを「エピコード」と呼び、細胞の分化や個体の発生における後天的な「暗号」と捉えて解明することを目指しています。クロマチンの新たな理解を通じて、生命科学における大きな変革、つまりパラダイムシフトを引き起こしたいと考えています。

領域代表

立花 誠 
大阪大学・大学院生命機能研究科

本領域が協賛する国際セミナーが東大・定量研でハイブリッド開催されます!
日時:2026年4月28日 15:00-17:00
講師:Anna PANCHENKO, Ph.D., Professor, Queen's University, Canada
ご参加の際は、下記フォームより事前申込をお願いいたします。
https://forms.gle/TzuoAUYCgc2kpAXa9

本領域共催の「EMBO–MBSJ Laboratory Leadership Forum 2026 in Tokyo」が、6月27日(土)に開催されます。研究室運営や人材育成、リーダーシップについて学ぶ機会として、PIを目指す研究者やPIになって間もない研究者を主な対象とするフォーラムです。

竹本計画研究分担による成果が Frontiers in Bioengineering and Biotechnology 誌に掲載されました!
Eye pigmentation–based in-ovo chicken sexing via precision breeding

深谷計画研究代表による成果が Molecular Cell 誌に掲載されました!
Transient residence of the repulsive client Shutdown in Yb bodies plays a critical role in Piwi-piRISC biogenesis and maintaining fertility

さらに読み込む

お知らせ

Copyright © Deciphering the epicode of chromatin, which controls cell fate decisions in organisms
トップへ戻るボタン