我々の研究について

私たちの体を構成する細胞の働きは、遺伝子によって指示されています。遺伝子はDNAに書かれた「命令書」とも言えますが、この命令書が読まれるかどうかは、DNAとヒストン(たんぱく質)が組み合わさった「クロマチン」という物質によって大きく左右されます。クロマチンは、細胞の種類や発達段階に応じてその形を変え、遺伝子がオンかオフかをコントロールしています。

しかし、私たちの体がどのようにして多種多様な細胞に分化していくのか、その過程でクロマチンがどう関わっているのかは、まだ十分に理解されていません。私たちの研究領域では、クロマチンが細胞の「運命」を決定する際に果たす役割に着目しています。具体的には、ヒストンの化学的変化、DNAの空間的な配置、遺伝子のスイッチ役であるエンハンサーとプロモーターとの距離など、さまざまな要素がどのように組み合わさってクロマチンの構造を変え、細胞を特定の方向へ導くのかを研究しています。

この複雑なプロセスを「エピコード」と呼び、細胞の分化や個体の発生における後天的な「暗号」と捉えて解明することを目指しています。クロマチンの新たな理解を通じて、生命科学における大きな変革、つまりパラダイムシフトを引き起こしたいと考えています。

領域代表

立花 誠 
大阪大学・大学院生命機能研究科

本領域が共催した、第37回 細胞生物学ワークショップ(蛍光顕微鏡法の実機講習会)が開催されました!
https://www.bioreg.kyushu-u.ac.jp/ext/epicode/archives/information/%e6%9c%ac%e9%a0%98%e5%9f%9f%e3%81%8c%e5%85%b1%e5%82%ac%e3%81%97%e3%81%9f%e3%80%81%e7%ac%ac37%e5%9b%9e-%e7%b4%b0%e8%83%9e%e7%94%9f%e7%89%a9%e5%ad%a6%e3%83%af%e3%83%bc%e3%82%af%e3%82%b7%e3%83%a7

山口公募研究による成果がScientific Reports誌に掲載されました!
Parthenogenote-derived brain unveils the critical role of paternal genome in neural development

中山計画研究代表による成果がJournal of Molecular Biology誌に掲載されました!
Evolutionarily Conserved Interactions of RNA Polymerases with TFIIH via a Common Acidic Tail of the RPB6 Subunit
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0022283626003384

加藤公募研究による成果がGene誌に掲載されました!
A low-input CUT&RUN-qPCR method for histone modification profiling in Daphnia magna embryos
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0378111926003276

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お知らせ

Copyright © Deciphering the epicode of chromatin, which controls cell fate decisions in organisms
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