教授:久保田 浩行 博士 (理学)


略歴
   
1996年、東京工業大学生命理工学部卒業    
2001年、東京大学大学院理学系研究科修了    
2001年、日本学術振興会・特別研究員    
2004年、産学官連携研究員    
2006年、東京大学寄付講座教員    
2009年、東京大学大学院理学系研究科・助教    
2013年、同・特任准教授    
2013年、JSTさきがけ研究員    
2014年、現職    
   

生物(生命現象)を理解するって、どういうことでしょうか?今の私なら、大雑把に言うと「生物(生命現象)を再現するモデルを作成すること」でしょうか?もし、再現できるならそこには再現できる「理由」があるはずです。その「理由」が分かった時が「理解できたのかな?」と嬉しく思える瞬間です(そうそうあるものでもありませんが)。しかし、昔の、システム生物学に飛び込む前の私ならそうは思わなかったでしょう。きっと、新しい分子を見つけてその機能を明らかにすること、つまり「知らない分子をなくす」ことが理解だったと思っていたように考えます。つまり、システム生物学を学ぶ醍醐味は「自分自身に新しい生物学の視点を与えてくれる」ことではないかと思います。是非、頭の柔らかい若い人に飛び込んで、新しい研究領域を開拓してもらいたいと思います。  


趣味:スノボ(最近は全然行けてない)、動物と戯れること(実験の都合上、げっ歯類以外)  
九州大学 生体防御医学研究所
統合オミクス分野