第798回 生医研セミナー(多階層生体防御システム研究拠点)
大阪大学 微生物病研究所 生体統御分野 教授・群馬大学 生体調節研究所 個体統御システム分野 教授の石谷 太 先生にセミナーをお願いしました。
今回のセミナーでは、最先端の細胞競合を中心にオリジナリティあふれる新しいサイエンスをご講演いただきます。皆様、ぜひご来聴ください。
演題 / Title
小型魚類イメージングで明らかになる未知の発生・老化機構
演者 / Speaker
石谷 太 先生
大阪大学 微生物病研究所 生体統御分野・教授
群馬大学 生体調節研究所 個体統御システム分野・教授
(クロスアポイントメント)
日時 / Date
2019年9月17日(火) Sep. 17 (Tue), 2019
17:00~18:00
場所 / Venue
病院キャンパス 生体防御医学研究所 本館1階 会議室
以下の地図の29番です。
(http://www.kyushu-u.ac.jp/f/35767/2019hospital_2.pdf)
Seminar Room, Main Building 1F, Medical Institute of Bioregulation, Hospital Campus
No.29 on the following linked map.
(http://www.kyushu-u.ac.jp/f/35768/2019hospital-en_2.pdf)
要 旨 / Abstract
私たちの研究室は、「動物組織の時間的変容の制御機構」に興味を持っています。具体的には、細胞解析と個体解析を並行して行うことが可能なゼブラフィッシュなどの小型魚類をモデルに用いて、発生・恒常性維持を制御する未知の分子システムを探索・解析しており、さらにそれらの破綻とヒト疾患・老化の関連についても研究しています。
本セミナーの前半では、最近我々がゼブラフィッシュイメージング解析により発見した「モルフォゲン勾配を介した初期胚細胞品質管理機構」(Akieda et al., Nature Commun, accepted)についてご紹介するとともに、その破綻とヒト疾患における意義について議論させていただきます。また、後半では、新たなモデル生物“超短命魚ターコイズキリフィッシュ”を使った個体老化・寿命制御機構の研究についてお話しします。皆様と活発な意見交換ができましたら幸いです。
連絡先 / Contact
生体防御医学研究所 トランスクリプトミクス分野
大川 恭行
092(642)4534