下記のとおり、吉村昭彦先生によるセミナーを開催致します。多くの皆様のご来聴をお待ちしております。
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日時 | 平成24年5月11日(金)17時〜18時半 |
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場所 | 馬出医学系キャンパス内 生体防御医学研究所 本館1階 会議室
以下の地図の21番の建物になります。 (http://www.kyushu-u.ac.jp/access/map/hospital/hospital.html)
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演題 | IL-23-IL-17軸による臓器損傷後の炎症制御 - 脳梗塞モデルを中心に
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演者 | 吉村 昭彦 先生
慶應義塾大学医学部微生物学免疫学教室 教授
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要旨 | 近年IL-17産生性ヘルパーT細胞Th17が発見され、IL-17を中心とした生体防御や免疫応答に注目が集まっている。さらにγδT細胞やinnate lymphoid cell (ILC)などのIL-17産生細胞が発見され自己免疫疾患や腸炎への関与が示唆されている。我々は脳梗塞後の炎症と梗塞層の拡大にIL-23とそれによって誘導されるγδT細胞由来のIL-17が重要な役割を果たしていることを見いだした(1)。さらに今回脳内のperoxiredoxinが細胞外に放出されるとDangerシグナルとして機能しTLR2/4を介してIL-23の産生に重要な役割を果たすことを見いだした(2)。本講演では脳梗塞モデルを中心としたIL-23-IL-17軸に関する我々の研究成果を報告したい。
参考文献
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Shichita et al. Nat Med. 2009 15:946-50
- Shichita et al. Nat Med. in press
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連絡先 | 生体防御医学研究所 感染制御学分野 吉開 泰信 電話:092-642-6972 |
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