第579回 生医研セミナー(多階層生体防御システム研究拠点)
グローバルCOE理医連携セミナー

下記のとおり、坂口志文先生によるセミナーを開催致します。 皆様の積極的なご参加をお待ち致します。

演題 制御性T細胞による免疫応答制御

演者坂口 志文 先生
大阪大学免疫学フロンティア研究センター
実験免疫学分野 教授

要旨 正常個体中に存在するFoxp3+CD25+CD4+制御性T細胞は、免疫自己寛容の維持、免疫恒常性の維持に枢要であり、その量的・質的異常は、様々な自己免疫疾患/炎症性疾患の直接的原因となる。従って、内在性制御性T細胞を用いて、様々な免疫疾患の予防・治療が可能である。また、制御性T細胞の強化により、移植臓器に対する長期の移植免疫寛容を誘導できる一方、制御性T細胞の除去あるいは機能操作により、有効な腫瘍免疫応答を惹起できる。本講演では、制御性T細胞による病的、生理的免疫応答制御について議論する。

日時平成23年6月13日(月)17時より19時まで

場所馬出医学系キャンパス内 総合研究棟 講義室 102(1階)
以下の地図の1番になります。
http://www.kyushu-u.ac.jp/access/map/hospital/hospital.html

連絡先生体防御医学研究所 高等研究院
笹月 健彦
電話:092-642-6170、092-642-6966


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