第752回 生医研セミナー(多階層生体防御システム研究拠点)


下記の通り、菅 裕明 先生によるセミナーを開催致します。

近年、創薬業界で大評判の「環状ペプチド」という技術をご存知でしょうか?そもそも自然界には多くの環状ペプチドがあり(サイクロスポリンA等は有名)、これらはなぜか強い消化耐性があり、広い生理作用を示すことが知られています。菅先生らは人工的にランダマイズした環状ペプチドを多数合成し、特定の分子や化合物と結合するものを選択するというサイクルを回すことによって、強い親和性を有する環状ペプチドを作成するシステムを構築し、「ペプチドリーム」という大学発ベンチャーを立ち上げて治療薬開発を行っています。この方法論は現行の合成化合物や天然化合物のライブラリーをスクリーニングするという創薬ストラテジーを根本から変革する可能性を秘めています。皆様奮ってご参加下さい。

演題

特殊ペプチド創薬イノベーション

演者

菅 裕明 先生
東京大学大学院理学研究科化学専攻
生物有機化学教室・教授

日時

2017年10月12日(木)  Oct. 12 (Thu), 2017
17:00~18:30

場所

生体防御医学研究所 本館1階 会議室
以下の地図の24番です。
(https://www.kyushu-u.ac.jp/f/28545/hospital_jp.pdf)

Seminar Room, Main Building 1F, Medical Institute of Bioregulation
No.24 on the following linked map.
(https://www.kyushu-u.ac.jp/f/28551/hospital_en.pdf)

参考文献

"Expanding the amino acid repertoire of ribosomal polypeptide synthesis via the artificial division of codon boxes." Y. Iwane; A. Hitomi; H. Murakami; T. Katoh; Y. Goto; H. Suga Nat. Chem., 8, 317-325 (2016)

"Artificial human Met agonists based on macrocycle scaffolds." K. Ito; K. Sakai; Y. Suzuki; N. Ozawa; T. Hatta; T. Natsume; K. Matsumoto; H. Suga Nat. Commun., 6, 6373 (2015)

"An orthogonal ribosome-tRNA pair via engineering of the peptidyl transferase center." N. Terasaka, G. Hayashi, T. Katoh, H. Suga Nat. Chem. Biol., 10, 555-557 (2014)

連絡先

生体防御医学研究所 分子医科学分野
中山 敬一 092(642)6815