第613回 生医研セミナー(多階層生体防御システム研究拠点)
グローバルCOE理医連携セミナー
ヌクレオチドプール研究センターセミナー

下記のとおり、北嶋 繁孝 先生のセミナーを開催致します。皆様是非ご来聴ください。

演題転写因子ATF3のストレスコードと発がん、
がん治療での役割 -システムズ解析を用いて-

演者北嶋 繁孝 先生
東京医科歯科大学 難治疾患研究所
ゲノム応用医学部門 遺伝生化学分野 教授

日時平成24年2月28日(火)16時〜

場所馬出医学系キャンパス内 生体防御医学研究所 本館1階 会議室
以下の地図の21番になります。
http://www.kyushu-u.ac.jp/access/map/hospital/hospital.html

要旨 ストレス応答転写因子ATF3(Activating Transcription Factor 3)は、ATF/CREBファミリーに属するImmediate Early Geneであり、細胞増殖と細胞死の相反する運命制御に関与している。我々は、生体のストレス応答とヒトがんにおけるATF3の生物機能に興味を持ち、研究を進めているが、これまでにATF3がp53の標的遺伝子であると同時に、p53の転写を抑制することを見出している。最近は、分子生物学的手法に加え、網羅的遺伝子発現アレイ解析やChIP-chip解析を用いたシステムズバイオロジー手法を用いた解析を進めている。これらの研究結果を紹介し、がん病態の解明、治療薬開発への応用などをDiscussionする。

連絡先生体防御医学研究所 脳機能制御学分野
中別府 雄作
電話:092-642-6800


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