大学院生インタビュー(2014年度)

生体防御医学研究所に在籍中の方、この3月に卒業を迎えた方それぞれに、生の声を聞いてみました!

沖田 康孝さん<医学系学府 博士課程 2014年3月卒業>

沖田 康孝さん 分子医科学分野
沖田 康孝さん
自分は生医研で研究を学べて本当によかったです。理由は3つです。まず、沢山の本物の研究者に出会えました。業績がすごい先生はもちろん、いい雑誌に次々と論文を投稿する先輩や同級生との出会いは何にも代えがたいものです。次に、お金と時間です。生活費は学振採用前まではラボから補助をいただけました。学部学生への授業や実習などがないので、研究に集中する時間が確保できました。最後に、設備です。自由に使えます。新しい機器もあります。機器が原因で実施できない実験はほぼありませんでした。ロールモデルにしたいと感じる面白そうな人と出会えたら、生医研に進学されるのはいい選択だと思いますよ。
Profile
2010年3月 九州大学医学部医学科 卒業
2010年4月 九州大学大学院医学系学府医学専攻博士課程 入学
2012年4月 日本学術振興会特別研究員 DC2

岩谷 千寿さん<システム生命科学府 博士課程3年>

岩谷 千寿さん ゲノミクス分野
岩谷 千寿さん
私は、民間企業での就業経験があり、その時これからは分野を超えた複合的な知識と研究が必要となることを確信いたしました。特に、常に関心を抱いていた“ゲノム多様性”と“生命システムへの影響”、将来的には様々な多因子疾患の理解に繋がる研究がしたいと考え、現研究室を志望しました。生医研には、異なる分野の研究者たちを繋ぎ研究成果を社会に還元できるような研究者が数多く在籍していらっしゃいます。これからの医療には分野の壁を越えて各々の分野の業績や手法を繋げることが必要だと思います。様々な背景と高い意識を持った学生、高い専門性と広い視座を兼ねそろえた研究者が存在する生医研の環境は、私にとって良い影響を与えてくれています。
Profile
2008年 九州大学理学部生物学科 卒業
2008年 株式会社TOTO就業
2012年 退社
2012年 九州大学院システム生命科学府一貫性博士課程 ゲノム構造学 入学