研究内容

プロテオームは人体を構成する個々の細胞が持つタンパク質の総体であり、これが細胞の種類に特異的な機能を制御する。即ち、ゲノムをコンピューターの設計図に例えるなら、プロテオームは回路の素子にあたる。このプロテオームに破綻が生じるとがんをはじめとする病気を生じる。

本センターでは、超高感度質量分析計を用いた最先端技術を駆使して、発生、疾患等の過程におけるプロテオーム変化を網羅的に解析するチーム内連携体制を確立し(インフォーマティクスを含む)、学内外の共同利用・共同研究に供すると共に、タンパク質修飾、タンパク質構造等から成るプロテオーム制御ネットワークの解明を目指す。さらに、このネットワークの破綻ががんや生活習慣病などの病気を引き起こす過程を理解し、人為的に修復・改変する方法を探り、がん治療、再生医療、創薬等に生かす。


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